透析患者さんを対象に料理講習会を実施しました

透析患者さんを対象に料理講習会を6月25日(日曜日)に実施しました。

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当日は雨模様でしたが、たくさんの方にご参加していただきました。
このような講習会は定期的に行っていますが、患者さん同士 コミュニュケーションの場でもあります。
あけぼの病院内にある透析患者会「あけぼの友の会」の代表役員と相談し、毎回テーマを決めて実施しています。

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今回のスケジュールは調理実習と試食会 その後、栄養士による勉強会と臨床検査技師からの講演会です。
調理実習ではホットプレートを使って「焼きうどん」を皆さんで作ってもらいました。
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普段から調理をされている方も多かったので、段取りが良く予定時間よりも早く作業を終える事ができました。
焼うどんは、透析食を考慮して塩分や水分リン、カリウムを控えめにしています。
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試食会では作った焼うどんを食べながら今回のメニューを説明しました。
使用したうどんは無塩うどんで、仕上げにめんつゆをからませる事で通常の塩分量を半分に抑えることができます。
具になる食材はリンが少ないものを選択し事前に食材を茹でこぼすことで短時間に仕上げることができます。
患者さんから「美味しい、家でも試しみたい」などのお声をいただきとても嬉しく感じました。
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栄養士による勉強会は事前調査で患者さんからのご質問にお答えする形をとりました。質問内容は「リン制限」「アルブミン低値」「食事のカロリーを簡単に計算したい」などについてです。
質問についての回答は資料をお配りし、確認しながら説明させていただきました。
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料理講習会で行う勉強会は栄養科とは毎回、別のセクション(専門分野)と一緒に実施しています。
今回は臨床検査科の方にお願いをして、普段見ることの出来ない検査室の様子や検査機器、撮影されてエコーの写真など、スライドを使って細かに説明してもらいました。

ご家族の方もたくさんご参加下さり、楽しい講習会になりました。最後に記念写真をとり患者さんとのつながりを強く感じた一日となりました。

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当院の人工透析についきましてはこちらからご覧ください。